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メイドin栃木のスカイライン2ドアクーペ「インフィニティQ60」は日本で売らないのか?

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■大人のGTクーペにふさわしい、上品で魅惑たっぷりのクーペ

フロントの表情や全体的なスタイリングはQ50に準じているが、ボリューム感たっぷりなリアフェンダー周りの造形がただならぬ雰囲気をまとわせており、小ぶりなリアコンビネーションランプと相まって、大人のGTクーペにふさわしい、上品で魅惑たっぷりのクーペだ。

セダンとは前後のバンパーやヘッドライト、テールライトのデザインが異なり、さらに、ルーフ後端がなだらかに傾斜したことでキャビンが小さく見える。スタイリッシュでカッコ良い!!

Q60のデビュー当時のエンジンラインアップは3種類。155kW(211ps)の最高出力を誇る2.0L 直4ガソリンターボ(先代Cクラスと同じエンジン)と、224kW(304ps)と298kW(405ps)という出力の異なる2種類の3.0L V6ガソリンツインターボだ。トランスミッションはすべて7速AT。ただ現在は、2.0Lターボエンジンは現在ラインアップになく、3.0Lガソリンターボの2仕様のみとなっている。

 

■意外と若者ウケがよかった400R ならばクーペもイケるのでは!??

2019年に登場した、日本のスカイラインのパフォーマンスグレード「400R」は、日産がターゲットとしていたよりも若い年齢層にも注目され、人気を集めた。この400Rの反応を考えると、日産は臆せずに、クーペも日本に入れてみてもいいのでは、と思う。Q60は日産栃木工場で製造されており、左ハンドルだけでなく、右ハンドル仕様もつくられている。

特に、400Rと同じエンジンを搭載するQ60の「RED SPORT 400」というグレードは、クーペならではの短いオーバーハングのデザインや、前後で異なるトレッド幅(FRモデル)など、パフォーマンス志向の強いユーザーには強く刺さるモデルだ。

405psエンジンを搭載する上級グレードになると北米での価格は5万8200ドル(2024年2月現在のレートで約874万円)からとなるが、ベーシックなグレードならば4万1750ドル(約627万円)からというプライスとなる。円安のため高く感じるが、車格とパフォーマンスを考慮すると決して高くないのではないだろうか。

インフィニティQ60のリアシート。セダンほど広くはないが、使い勝手は悪くなさそう

クルマ自体の魅力は非常に高く、なんといってもデザインが美しいインフィニティQ60。日本でもIMPULなど、並行輸入の中古車を売っている販売店で入手は可能だ。こんな魅力的なクーペを日本のメーカーがつくっていることは、誇らしいこと。もし北米に行く機会があればぜひ実車をチェックしてみてほしい。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:INFINITY



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